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小林よしのり
2025.1.9 10:34日々の出来事

価値紊乱の陰謀論と男系カルトなエセ保守を置き去りにして

正月から一体何冊の古代史の本を読んだだろう?
読み過ぎて面白くなってしまった。
コンテを描くために読んでいたのに、新たな視点を得たり、
今までの謎が解明されると、さらに惹きこまれる。
もう描き下ろし一発で描き尽くせるような段階ではない。
愛子さま立太子が実現するまで、しつこくしつこく
描いていくしかない。
「正しい」ことなんか誰も求めなくなったこの価値紊乱の
世の中に、一泡吹かせてやるには学校秀才の優等生じゃ
面白くなさ過ぎて飽きてしまう。
だからといって刺激的陰謀論に嵌り込む奴は愚の骨頂だ。
本物の悪人の魅力を魅せてやるしかないのだろう。
カルト馬鹿を置き去りにして。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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